その目に映る世界が全てというなら
違う場所見てみましょう /羽(稲葉浩志)

「その目に映る世界が全て」というと、なんだか狭い世界のような印象を与えます。どちらかというとネガティブな言葉に聞こえる。だから、その目に映る世界が全て「じゃない」と否定することは簡単だと思うんです。でも、「その目に映る世界が全て」ということを一度受け入れて、もしそうならばどうすればいい?という考え方が好きです。

「その目に映る世界が全てじゃないよ。知らない世界がいっぱいあるよ。」と、「その目に映る世界が全てなんだから、それなら違う場所見てみましょう。」。到達点は一緒なんだけど、なんか後者の方が説得力があるというか…。やっぱり数学が得意な稲葉さんだからでしょうか。AならばBみたいな、答えを導く方程式のごとく、言葉がストンと心に落ちるんだよね。

自己中の人を「自分を中心に世の中が回ってると思ってる」って表現するけど、案外そう思ってもいいのかもって。窮屈な世界に生きていると思ったら違う場所を見てみればいいだけ。それだけで世界は広がる。世界を変えることはできないけれど、自分が生きる世界を変えることは意外と簡単なのかもしれないです。