外出自粛が続いて時間があり、なんか猛烈にHINOTORIツアーのLOVE PHANTOMからのHINOTORIが見たくなってブルーレイを見ました。うん。やっぱりかっこいいです。LOVE PHANTOMからHINOTORIへなだれ込むときの炎に包まれる稲葉さんと後ろのセットも炎に包まれるあの演出はかっこいいし、HINOTORIから再びLOVE PHANTOMのギターソロに戻る瞬間は何回聴いてもゾクッとします。そしてラストのダイブ。ロープで上に登っていくときの、おそらく初めて見たのであろうファンの「え?何何??」みたいなあのリアクションがかわいい。私も同じファンという立場でありながらその素直なリアクションを見て愛おしく思えます。

このツアーのLOVE PHANTOMは演奏のカッコよさも、演出のカッコよさも、B'z史上最高ランクのライブパフォーマンスだったと思います。

HINOTORIの歌詞は、稲葉さん曰く「LOVE PHANTOMの裏というか、LOVE PHANTOMは男の人、HINOTORIは女の人の歌詞」らしいです。

「PHANTOM」は「亡霊」という意味で、「火の鳥」は不死鳥、つまり死なないものなので「亡霊」とは対極にある物を表している気がします。だからLOVE PHANTOMは男の弱さの部分、HINOTORIは女の強さの部分を歌っているように聞こえます。

私が初めて「LOVE PHANTOM」を聞いたのが中学生ぐらいの時で、中学生でもあの歌詞の主人公の後悔とか空虚感とか切なさみたいなのがガシガシ伝わってきて結構衝撃を受けたのを覚えています。

腹の底から君の名前を叫んで飛び出したIt's my soul
カラのカラダがとぼとぼとはしゃぐ街を歩く


なんて歌詞が切なくて歌詞カードを何度も読み返しました。

LOVE PHANTOMは「なんてことしちゃったんだろう」という後悔がひしひしと伝わってきます。一方「HINOTORI」もLOVE PHANTOMの主人公のように退屈な日々の空虚感や、戻りたいと思う未練もほのめかしているのに、同じ状況下にいるはずなのに力強い。けれど楽観的な前向きさじゃなく、必死に痛みに耐える力強さだからとても切ないです。同じ後悔や未練の感情を描きながら、亡霊と不死鳥という対極的な二人を描けるなんて、あいかわらず稲葉さんってすごいなって思います。

HINOTORIは、今なら期間限定でYouTubeで見れるぜ!