横浜のRoute109に参加し、その翌日にこのベースクリニックイベントに参加しました。以前も参加したんですが、今回もまた深い話が聞けました。

まず、イケベ楽器楽天ショップの店長の部屋Plusにこのイベントのレポが詳しく載っています。1日でこんなに詳しいレポを載せるなんてすごい!!こんだけ詳しいレポが公式で掲載されていれば私は書く必要もないと思いますが(笑)このレポを参考に私も覚えてることをいろいろ書きます。

・徳ちゃんアコベで登場。a:いつも家で適当にいじってる感じで弾くから!なんて言ってさらっと弾いちゃいます。こういうのがやっぱりプロだな~、プロってすごいな~って思う。車谷さんはカウベルで「カッカッカッカッ」と叩く。「クイック」って言ったかな。メトロノームのように叩いてもらって実際のアレンジの現場でもそれに合わせていろいろアレンジを考えることが多いんだとか。

・ゲストの山田裕之さん登場。コブクロのサポートも務めてるベーシスト。通称山田マン。徳ちゃんとは1年後輩で、同じ鳴瀬喜博さんの生徒。徳ちゃん曰くa:いろいろ悪さもしてきた仲間だそうで(笑)。そして北田慧くんも登場し、山田さんのオリジナル曲「Triple One Blues」を演奏。

<機材紹介>
a:新しいベースを作ってもらって。アメリカンな感じでかっこいいでしょ?これを今年から使わせてもらってRoute109でも使わせてもらってるんだけど。作ってもらったとき「この木目は世界に一つしかないです!」「このヘッドの木材も他じゃ作れません!世界に一つだけのものです!」…っておんなじのあるじゃん!!(イケベ楽器店から同じ型のベースが発売されることに)「弦高」って言って、弦と弦との間はミュージシャンによって違うの。それはもうミリ単位の世界なんだけど。それも全く一緒でたぶん目つぶって弾いたら俺もどっちがどっちかわかんないよ!

このね、ヘッドとボディの質量によって音が全然変わってくるんだって。このベースはその質量のバランスをいい音が出るように綿密に計算して調節してくれたんだって。

で、この「インレイ」っていうんだけど、「加藤穂高さん」っていうインレイ職人がいて。インレイ職人になるためアメリカに行って修業をしたっていうすごい方で。まだ若い方なんですよ。ギターのインレイをやってる方で松本孝弘さんとかやってもらってるんですけど、僕のベースにも入れてくれることになって。このインレイって貝殻でできてるんですよ。で、見て。これ。バッファローのスカルになってるの!かっこいいでしょ!最初「イーグル」と「バッファロー」の二つ候補があって。どっちにしようか迷ったんだけど、イーグルのほうはちょっと「鳳凰」っぽかったの(笑)。和風じゃん?「鳳凰」って(笑)。だから「和風っぽいね」とは言わなかったよ!「こっちのほうがアメリカっぽいかな~」って言ってバッファローにしてもらった。

このインレイは値段はつけられないそうです。本当はイケベ楽器店で販売する徳ちゃんモデルのベースもこのインレイもつけるつもりだったそうで。でも「やめておいたほうがいいぞ!」って言われたそうです。

最初に使ったアコベは徳ちゃんが作曲の時に使うそうです。
a:シンプルなように見えて中には10個くらい?つまみがあるんだよ。とのこと。

山田さんのベースは中古のものが好きで、だけどネックとボディはそれぞれ別々のものなんだそうです。通称「フランケンシュタインベース」。山田さんのはネックが'73年製でボディが'74年製だそうです。中古でも70年代と60年代ではまた音が違うそうです。徳ちゃんはどちらかというと60年代のほうが好きみたいです。

a:アンプも紹介しましょう。「デジタル」っていうとなんかいい音とか出なさそうなイメージあるでしょ?で、俺は今までスタッフ泣かせのでっかい何十キロってあるアンプを使ってたの。それまで小型アンプっていい音が出なかったりしてたんだよね。だけど今回マークベースっていう小型化されたアンプを使ったらいい音が出るんだよ。でね、スイッチがあって(「VLE」のスイッチを押して弾いてみる。)このスイッチは余計な音が出ないようになってるの。ベースって低音が出すぎて、そうなるとボーカルの人が歌いづらくなるの。それでベースの演奏を嫌がられちゃうことがあるから、そういうときこのスイッチを使うと余計な音が出なくて、ボーカルの人も歌いやすい音が出るからすごく便利。で、もう一つが(「VPF」のスイッチを押して弾く)こっちはベースソロの時とかに、ひずみが出るように音が鳴るの。全然違うでしょ?

a:次は足元を紹介しましょう。「エフェクター」なんだけど、よく足元でこう操作してるのライブとかで見たことあるでしょ。あれはエフェクターっていうのを操作してるんだけど、山田君はエフェクターってどんなの使ってるの?
山:僕は普段はほとんど使わないんですけど、今回はツインベースということなのでいろいろなのを用意したほうがいいかなと思って(実際演奏しながら)この「ワウ」っていうのと、こんな風にひずみが出るのと、あと「オクターバー」っていうの。
a:基本の音の1オクターブ上も聞こえるやつだね。シンセロックとかで聞くやつ。
山:今日はこの3つですけど、普段はこんなに使わないです。ほんとほとんど使わないです。
a:俺もエフェクターはシンプルになった。最初はいろいろなのを付けてたの。だけど「これもいらない」「これもいらない」ってなってきて。ボリュームを調節するようなやつもあるんだけど、ああいうのとかもう大っ嫌い。音がこもっちゃって全然思う音が出ないんだよね。演奏テクでボリュームを調節しなきゃだめ。

<ベース奏法実践>
a:「Stand by me」って曲知ってるでしょ?こういう(実際に演奏してみる)これをね、いろんなベースアレンジを作ってみよう、と。これは全然打ち合わせとかしてないからね!だから変になっちゃったら笑ってね。コード進行はこのまま。で、アレンジだけ変えてみる。山田君はベースでメロディラインを弾くから。じゃあ最初は…ボサノバでやってみようか。
(車谷さんがすぐにボサノバ調のリズムをたたく)
a:そうそう。だいたいこういうアレンジを作るときこんなふうに最初ドラムから入ってもらうの。
そしてボサノバ風のstand by me完成。
a:じゃあ次はディスコ調のロックにしようか。(車谷さんに口でリズムを指示)
車谷さん、すぐにそのリズムを演奏
a:そうそう!そんな感じ!
そしてディスコ調ロックの完成。
a:ディスコ調はこう1オクターブを上げ下げするとそれっぽくなるよ。でもただ下上下上じゃなくて、こう低い音をねちっぽく。ねちっぽくするの(笑)
あと、ジャズとか、山田さんの提案でレゲエとか。
a:(お客さんに向けて)何かある?俺ら何でもやるよ!
客:アイドル!
a:アイドル!?(笑)アイドルってAKBみたいな?あ、そうだよね、ここアキバだからそれはやっておかなきゃね!80年代アイドルっぽい感じ?聖子ちゃんが歌いそうな?「♪あ~私の~恋は~」みたいな?
なんだかんだ言いながらアイドルっぽいstand by me完成(笑)この演奏後、徳ちゃんが「聖子ちゃ~ん!」って叫びます。その写真は、イケベ楽器楽天ショップの店長の部屋Plusをご覧ください^^写真も充実してて本当に最高っす!
a:あと、激しいやついこうか!パンクロックみたいな!
車谷さん、その言葉ですぐに演奏。
山田さんはワウでメロディラインを弾いてました。

みんなすごいんだけど、私は車谷さんが特にすごい!って思った。最初にリードするのがドラムだから、一番要なんですよね。で、徳ちゃんがほしい音をすぐに出せる。一回だけ徳ちゃんがリズムを口で言ってそれを演奏したのがあったけど、それ以外は「ボサノバ」とか「レゲエ」って言葉だけですぐ反応しちゃう。やっぱドラムってかっこいいな~ってベースクリニックで感じました(笑)

<質疑応答>
本当は予定になかったらしいんですけど、急きょ徳ちゃんの思い付き?でお客さんからの質問を受け付けてくれました。

Q.弦の太さってミュージシャンによって違うんですか?

a:いい質問ですね!ちょうど俺ら楽屋でずっとその話してたんですよ。まさに。弦の太さって人それぞれ違っていて、それはほんと何十分の何ミリ?とかの違いだと思うんだけど。山田君のは俺のより少し細いんだよね。
山:そうです。僕は徳永さんみたいにガンガン弾き倒すタイプじゃなく(笑)黙々と弾くのが好きなタイプなので。それに体つきも指も細いほうなので弦が細いほうが僕にあってます。
a:鳴瀬師匠も細いのを使ってるんだよね。

この流れだったか忘れたけど。

a:山田君ってチョッパーってどうやってる?教えて。ちょっとやってみてよ。
ここで山田君がチョッパーをやります。で、私は席が一番後ろだったので手元が全然見えなくて分からなかったので、ここから勘で書きます(笑)。たぶん右手の叩く位置、ボディの下のほうか、上のほうかによっても音が変わる、みたいなことを話してました。山田さんは曲によってその位置を使い分けてるみたいです。そして右手のはじき方も2種類あって、親指でたたくパターンと親指で引っ掛けるパターンがあるとか?なんかそんな感じのことを言ってたような言ってなかったような…。間違ってたらごめんなさい。
a:鳴瀬師匠はこう、思いっきり叩け!って教えだったよね。痛いんだよね!これ!
山:…俺もうその弾き方ではやってない…(笑)
a:えー!?嘘!?ずるい!!俺はこの教えを守ってずっとこうやってたよ!!この弾き方ずっごい痛いの。血出ちゃうもん。「お前らの音は軟弱だ!もっと叩け!」って言われて、そしたら鳴瀬さん弦細いの使ってるんだもん(笑)「なんだよ!細いの使ってるんじゃん!」って(笑)

Q.普通の六弦のギターと六弦ベースって何が違うんですか?

a:これもまたいい質問ですね。ちょっと北田君、ギターで弾いてみて。
(北田君、一音一音をゆっくり弾く)
a:で、ベースはこの音。(徳ちゃんも一音一音ゆっくり弾く)わかる?ギターの上二つ以外の音はベースも一緒なの。ベースはオクターブ下だけど。で、五弦ベースになると今よりももっと下の音「B」の音が出せる。これはダウンチューニングしたギターとユニゾンとかよくやるね。で、五弦ベースの高い音のほうにもう一音弦を加えたのが六弦ベース。(←合ってる?)
a:俺がなんで五弦ベースを弾くようになったかっていうと、B'zのサポートをしてた時、松本さんは曲が変わるとダウンチューニングしたギターに取り替えて演奏するの。だけど俺らサポーターはベースを取り替える暇なんてなくて。俺なんかのせいで演奏を止めるわけにはいかないでしょ?だから五弦ベースだったら普通のチューニングでもダウンチューニングしたギターでもベースを取り替えずにそのまま演奏できるから五弦ベースを使うようになったの。

Q.超初心者なんですけど、どういう練習方法をしたらいいですか?

山:ベースの場合、一人で黙々と練習することほど地味なものはないんです。暗~い気分になってそういう練習は僕は嫌いで。なので自分が演奏したいと思うCDに合わせて弾いたほうがいいですよ。

Q.ベースのメンテナンスってどんなことをするんですか?
ここではTUNEの神田社長からの回答です。けどやっぱり実物を見ていないのでイメージになります。聞いたままと私のイメージを合わせてるので実際とは違うと思いますが(笑)。大きな箱の中にベースを入れて、ドイツのマザーコンピュータとインターネットでつないでいて、それをもとにコンピュータが弦の太さとかを調節してくれる、みたいなことを言っていたような。ちなみに料金もそのドイツのマザーコンピュータで支払うとか言ってましたがa:支払い方法とかはいいですから!って突っ込まれてました(笑)。a:何十万のベース買うよりこういうメンテナンスやって長く使ったほうがお得ですよね!って言ってました。

a:ほかに質問ない?何でもいいよ。「ベースを抱いて寝たりしないんですか?」とか。(たぶん、イケベ楽器楽天ショップの店長の部屋Plusの「聖子ちゃ~ん!」って叫んでる写真から数えて3番目の写真がそのときの「ベースを抱いてるポーズ」だと思う・笑)
a:「ベースって重くないんですか?」とかね。
山:重いです(笑)
a:重いんだよね~!これ!
山:年を取るにつれてだんだん辛くなってきましたもん。
a:俺も!だからギターの人っていいな~って思うもん(笑)

質疑応答が終わると再び演奏。山田さんがベーシストは必ずみんなこの曲をコピーしたと言って「Chicken」という曲を演奏。次に徳ちゃんがa:次は歌物やりましょう!と言ってRolling Stonesの「Jumpin' Jack Flash」。最後は徳ちゃんのオリジナル曲「EAST WIND」でイベント終了です。


…疲れた…^^;ここまで読んでいただいた方はいらっしゃいますでしょうか(笑)
しかしまだ終わりません!このあとドッキドキのサイン会編につづきます!!