ブラック企業体験記~面接、入社編~
ブラック企業体験記~人物紹介編~
ブラック企業体験記~繁忙期編~
ブラック企業体験記~決意編~
ブラック企業体験記~揺らぐ決意編~
ブラック企業体験記~退職願編~
ブラック企業体験記~消えた有給編~
ブラック企業体験記~助けて労基!編~


からのつづき。



ここの会社に入って分かったのは、人の上に立つ人間というのはあれこれ指図する人間ではない、ということ。今の社長の前、つまりキム社長(仮名)のお父さんが社長の時はちゃんとしていたみたいです。「何かあったら責任は全部僕がとるから、みんなは思いっきり好きなことやっていいよ。」という社長だったみたいです。つまり上に立つ人間というのはみんなから「この人のために頑張ろう!」って思われるような人間であること。そうすればあれこれ指示しなくてもみんな一人一人が自然と努力するんです。

土方(仮名)がよく言ってた「俺の計算上ではこの件数はできる。」という言葉。土方(仮名)は頭のいい人だけど、重要でなおかつ至極当然なことを計算に入れてなかった。従業員はロボットではない。人間であることを。プログラムを入れればその通り動くロボットとは違い、人間は指示した通り動けない場合もある。なぜか。信頼のない人からの命令など聞けない。指示をすれば一時的にはその通り動けるかもしれないです。けれど、継続的にそれを行うためには、その先に確かな希望がないとできません。信頼できない人からの指示のその先に、どうして明るい未来など描けるだろうか。希望の光など見出せようか。思った通りの件数ができなかったり、指示した通りのことができていないのは従業員が能力ないわけでも怠けていたわけでもない。あなたが従業員から信頼されてないからです。

会社側は、私が会社を裏切った、と思っているでしょう。けれど私から言わせれば裏切ったのは会社のほう。入社当初はやる気満々で入りました。長年勤めるつもりで入りました。早く会社の戦力になりたいと思い、資格試験勉強を頑張って9割以上の点数で合格しました。けれどそのやる気をどんどんそぎ落としていって、「次こそは状況は良くなるかも…」というわずかな希望も打ち砕く行為をしてきたのは会社のほうなんです。

「すぐに会社を辞めるなんて根性がない」「仕事がつらいのは当たり前」と思う人もいるかもしれません。私もそう思うところがあってすぐには辞めれませんでした。けれどそこがブラック企業ならすぐにでも辞めたほうがいいです。確かに、成功を収めた大企業の社長なんかは、若いころは必死に仕事を頑張って、毎日夜中まで仕事をしていた、という人もいるでしょう。けれどこういう方と大きく違うのはそこにはそれ相応の処遇、待遇、そして希望があったから辛いことも頑張ってこれたんだと思います。ブラック企業に勤めていいことなど一つもない。反面教師も人生には必要だけど、それだけでは自分自身も育たないと思います。やっぱり尊敬できる人がいるからこそ自分も成長できるんだと思います。だから、今ブラック企業に勤めていて、「次の仕事が見つからないし…」とか、「家族を養わなければいけない」とかで辞められない人がいるのなら声を大にして言いたい。ブラック企業には辛い仕事に見合った待遇も処遇もなければ、辛い仕事を乗り越えた先にある明るい未来への希望もない。耐えて耐えて耐え続けた先に何がある?そこにいる自分はどんな顔をしてると思う?ブラック企業で働き続ければ確実に体を壊します。そして会社はきっとそのままポイでしょう。体を壊してしまったら働くこともできなくなってしまいます。だからどうか無理をせず、おかしいと思うなら辞めましょう。


「まとめ編」といいつつ、なんにもまとまりません(笑)。
同じような境遇で苦しんでいる人が読んで、ほんの少しでも勇気づけられたりしたら本望です。あなたの心からの笑顔が戻ってくることを心からお祈りします。

そしてこの長い文章を最後まで読んでくれた方がいるとすれば、私はあなたに心救われました。どうもありがとう!