ブラック企業体験記~面接、入社編~
ブラック企業体験記~人物紹介編~
ブラック企業体験記~繁忙期編~
ブラック企業体験記~決意編~
ブラック企業体験記~揺らぐ決意編~
ブラック企業体験記~退職願編~


からのつづき。



外線にハローワークからの電話がよくかかってくるようになって、すぐ二人が採用され入社しました。土方(仮名)が仕事を教えていたんですが、あまりにもスパルタすぎて会社の廊下で泣きながら「もう辞めたいです」と言って入社して一週間で辞めていきました。

その後、また二人が入社してきました。この二人は私が教えていきました。
あとから話を聞いたら面接をした当日に採用の連絡があったそうです。ブラックにありがちなパターンですね。さらに「うちの会社は入れ替わりはそんなに多くないから」と面接で言っていたそうです。…確かに、人が辞めていっても補充しようとしてないから、「入り」がないから「替わり」ようがない。あながち嘘ではない(笑)。ちなみに「ブラック企業」とは書いていますけど、外から見るとブラックではないんです。閑散期があるから定時で帰れる時も多いし、残業代も一応払われている。さらに人員を補充しないからしょっちゅう求人を出しているわけではないためブラックだと気付きにくいんです。

何はともあれ無事に引き継ぎの人も決まり、私も転職活動を始めなければいけません。いろいろなところに履歴書を送ったところ一社、書類審査が通過し面接が決まりました。そのため休みの申請をします。

私:「○日、休みをいただきたいのですが」
課:「何?なんで?」
私:「…面接です。」
課:「(むすっとした顔で)…考えておきます。」

結局この日は有給ではなく欠勤扱いになったのです。
このあたりからチクチクした陰湿な嫌がらせが始まります。直接攻撃をするわけではなく、タチの悪い小学生女子のような「あの子明日から無視しよう」みたいな感じ。繁忙期とはまた違う種類のストレスが溜まってきます。徳永さん(仮名)も同じように転職活動をするため休みを取っていました。生活をしていくために仕事を探さなければいけないのだから当然です。職業選択の自由というのがあるのです。

ある日仕事中に突然めまいと頭痛と吐き気がしました。ほかの人からも「顔色真っ青だよ」と言われて。これはもう無理だと思って課長代理に早退する旨を伝えると、「ちゃんと仕事の引継ぎはしてってね。」と、体の心配をする言葉は一つもなし。ふらふらになりながらも取引先に電話をして確認しなければいけないことを確認し、引継ぎの人のためのメモを作成したり。その間、課長代理もいるくせに何にもしません。何とか終えたのが早退を伝えてから約一時間後でした。

結局大事には至らなかったものの、その月は2日分体調不良のため休みを取りました。徳永さん(仮名)も体調不良で休みました。すると、キム社長(仮名)が私が休みの時に
「事務所の人は休みすぎる!!何様のつもりなんだ!!」
と、多くの社員の前で怒ったそうです。徳永さん(仮名)なんて2年勤めていて休みを取ったのはその2日だけですよ。2日休んだだけで「何様のつもりだ」なんて、その言葉そっくりそのままお返ししたいです。

そして退職まであと4日と迫ったある日。突然私と徳永さん(仮名)が課長代理に呼ばれます。「どうせ休みのことでなんか文句言われるんだろう」とはある程度予測していましたが。

課:「退職を申請した時点で有給は消滅する。それは法律で決まっている。2年前辞めていった人もそうで、その時に労働局に電話をしてそれが正しいことは確認済みだ。つまり2日分の欠勤があるため、その分を残業しなくてはいけない。退職までの3日間、3時間ずつ(計9時間)残業していってくれ」





くそったれが!!!
死んでしまえ!!
ばーか!ばーか!



つづく。