白い月は刀のようにとんがり
僕のゆく道ぼんやり照らす
/ARIGATO

今さらながらこのフレーズって巧くできた言葉だな~って思うんです。「とんがり」「ぼんやり」って韻を踏みつつ意味は相反するものですよね。自分の気持ちは強く持っていたのに、何もできなかった後悔だけが目の前を映している。月と月の光にそんな自分の気持ちを「投影」させているのかなって思いました。

投影とは?

なんかWikipediaとか見ると↑とはちょっと違うような意味が書いてあるんだけど、一応こっちのホームページをちょっと参考にして書きます。

稲葉さんの歌詞に出てくる「月」って、自分の気持ちそのものを表してるような気がするんです。

あっという間に夜が来て 半分かけた月を見る
今日一日なにをした? そんなこと考えたくもない
/Time Flies

歌詞の中に「半月」を描くのって結構珍しいですよね?なんで半月にしたのかな~?って思ったんですけど、今日一日何の手ごたえもない中途半端な自分を、光に満ちた満月でもなければ、鋭くとがった三日月でもない、中途半端な「半月」と見立てているのかなって思いました。

BABY I'm BABY MOON 石になりそう
君の光を浴びないと
You're the SUN 僕だけを照らして
/BABY MOON

「絶対(的)」では「大好きだって言われたい もしくはただ抱きしめられたい」と言ってるように、稲葉さんって基本、受け身ですよね。BABY MOONも受け身満載、もてあそばれてる感たっぷりのドMな感じ?でもね、それが稲葉さんのいいところ(笑)。月って自ら光を放ってるわけじゃなく、太陽の光を浴びて輝いていて。そんなところが稲葉さんが「月」に感情を映しやすくしてるのかもしれませんね。