ASKAさんのコンサートに行ってから再びチャゲアス熱やASKA熱が再発してます。やっぱりいいわ~。確かにちょっと太ったかもしれないけどやっぱりASKAさんはかっこいいわ~。

新曲の「歌の中には不自由がない」はめちゃくちゃ私の好みです。30年以上やっててもまだそんな引き出しあるの!?って感じです。出だしの

ドアを斜めに持ち上げながら回した鍵を手応えで抜く
人質の背中に張り付いて耳元で脅すように


という歌詞にノックアウトです。ただ鍵回してドア開けるだけのことですよ?それだけのことをこんな風に表現する!?

ASKAさんの歌詞の特徴ってやっぱりなんて言ってもこの比喩表現だと思うんです。

あいまいな言葉を探っても埃のように積もる時間(なぜに君は帰らない)
滴る水のようにつぶやくI can do now(can do now)
夜更けのプレッシャーは水中のゴム靴のようで(I'm busy)

みたいな身近なものでたとえたりするものもありますが

かるく麻酔を打たれたぐらいの速さで(ID)
殺し屋の黒い革手袋の薄さで守られてるような守りぬけないような(夢の番人)

夢の番人のほうは比喩ではないか?でも、こういう身近なものではない、非日常の言葉を使ったりして、それが絶妙なかっこよさを醸し出してます。「人質の背中に~脅すように」という比喩も、「ドアの鍵を回す」という誰もがやる日常を、「人質の背中に張り付いて耳元で脅す」という非日常的なことにたとえているというこのアンバランスさがすごいな、と思いました。どっからこんな言葉が出てくるんだろう?あと役目のような垂直の雨が街をたたんでくっていう表現も好き。


でも全体の歌詞の意味を把握しようとするととても難しいです。タイトルの「歌の中には不自由がない」というのもどういう意味合いで使われているのか、それも謎です。タイトルだけだとなんか、「歌は自由だー!イェ~イ♪」…とまではいかないまでも、ポジティブな意味合いで使われているのかな、と思っていました。けれど曲調だとか、歌詞全体を読んでもどうもそんな雰囲気ではないです。

今まで信じたこと これまで聞かされた話が
どれもこれも嘘だとしても 歌の中には不自由がない


これって、聞き様によっては「歌では自由に嘘がつける」みたいな意味合いにとれません?信じてきたことや聞かされた話が嘘だと不自由が生じるけど、歌の中の嘘は不自由がない、みたいな意味なのかな、と。もしそうだとしたらものすごく自虐的な歌ですよね。でもわかんないや。やっぱり難しい。でも、最近の曲ってどちらかというとわかりやすい、ストレートな歌詞の方が受けがいいんですよね。そういう歌も好きですが、やっぱりこういう抽象的でいろんな解釈や深読みができる歌詞もやっぱり必要だな、と思います。

おまけ。
ASKAさんが歌う「あの鐘を鳴らすのはあなた」。

モノマネ、うまいでしょ?(笑)最後の〆が自由すぎるのも面白いです^^