最初は車でざっと聴いて、それから歌詞を読んで改めて聴くといろいろ新しい発見があって面白いです。とりあえず一週間たって、思った私の感想なんかを書いてみようと思います。

C'mon
やっぱり歌詞が好き。前向きは前向きなんだけど、能天気な前向きさじゃなくて、かすかな、絞り出すようにかろうじて前向きって感じなのがいいです。だから軽々しく聞こえないし、きれいごとで終わらせない感じがします。「ゆっくりでいい」というのが、Brotherhoodの「走れなきゃ歩けばいいんだよ」に通じるような、稲葉さんらしい優しさですよね。
手をとり かけぬけた思い出が
今も燃えているなら
僕らは負けないだろう

って歌詞も好きです。

ひとしずくのアナタ

恋とは 互いを根こそぎ奪う戦い
というフレーズがもう私的にはホームラン。よくこんな言葉が出てくるなぁ。「SAIHATE HOTEL」の「恋に落ちるということは不安まみれで過ごすこと」というフレーズを思い出しました。「恋」をきれいな面だけじゃなく、ネガティブにとらえるところがさすがです。こういう言葉は20かそこらの小娘や小坊主には出てこないでしょう。なんつって、私は一生かけてもこんなフレーズ思い浮かばないと思うけど(笑)。

DAREKA
明るい曲調だけどなんか切ないというか。
体調をこわして何日も休んでいるというのに
電話さえもない何も滞らない 社会はクールにまわる

というフレーズが、切ないを通り越してなんかぞっとする^^;ありえる、こういうこと。でも「こたえてくれ」のところはライブで一緒に歌いたいな~って思います。あと「ひとりでいるのが楽だと・・・」じゃなくて、「ひとりでいるのが楽ちんだと」なのが、なんかいい(笑)。

ボス
会報ではケムリの世界2011とか言ってたから(稲葉さんはケムリの世界を忘れてたみたいだけど・笑)どんな歌詞なのか、まぁタイトルが「ボス」だからどんなこと言ってるかは察しがついてたけど、想像以上に皮肉ってるな~って思いました。あ、今気づいたけど「アイムソーリー」を二回言ってるわけじゃなくて、二回目は「ソーリー」って伸ばさないで「アイアムソーリ(総理)」とかけてるんですね。

Too Young
こんな曲調もB'zではできちゃうんだから、ほんと幅が広いよな~。こういうのもライブでぜひ聴きたい。稲葉さんって「黒い青春」とか「未成年」みたいに、若さを謳歌できてない歌詞がちょいちょいありますよね。頭が良くてかっこいい稲葉さんだからさぞや青春を謳歌してたと思うんだけどな~(笑)。

ピルグリム
最初の「♪テレレテレレ・・・」ってギターの音が好き。だけど私の乏しい知識ではこんな表現しかできない^^;本当に、桜が舞ってる映像が浮かんでくるような、そんな音色です。
めぐりめぐってまた 君が消えた
景色が僕をとりかこむ

って表現がいいですよね。主格が「僕」じゃなく「景色」に変える、たったそれだけで孤独感とか、寂寥感みたいなのが全然違いますよね。こういう詩的な詞は、最近ますます磨きがかかってるような気がします。

ザ・マイスター
本当に「ピルグリム」を書いた人と同一人物?と疑いたくなるくらい、ちょっとダサイ詞が魅力的です。アップアップしてヒィヒィって・・・。稲葉節炸裂!って感じ。「そうだ、オレはマイスターって信じながら」ってところが、なんか洋楽の訳詞を読んでるような。洋楽の訳詞ってなんかちょっとダサイ時ないですか?なんかそれっぽい。あ、ダサイダサイって言ってるけど私としては褒め言葉です(笑)。ダサいことをカッコ良く歌えるのはB'zのなせる技でしょう。
鉄を打つなら 打ち続けろ
「鉄は熱いうちに打て」と言いますが(余談ですが「アツイウチニウテ」が勝手にカタカナ変換される・笑)、熱かろうが冷めていようがとにかく打ち続けろ!って言うのが好きです。稲葉さんってことわざとか慣用句をちょっとひねるのが得意ですよね。「僕は打たれるほど出しゃばる杭」みたいな。

デッドエンド
世間一般としては「夢を持て」とか「夢を持つことの大切さ」みたいなことが言われてますが、稲葉さんの考え方は夢が見つからないこともありっちゃありなわけで。正しいとか間違ってるとかは別にして、こういう稲葉さんの考え方は好きです。
夢を描けないのならひたむきに待てばいい
生き続けることでしか何も生まれない

夢を持つことは本当にとても素敵なことだけど、それ以前に、生きてることだけでも素晴らしいってことを忘れちゃいけないと思います。人生自体思いがけないことなんです。

命名
正直言うとこの曲がこのアルバムの中で一番ピンとこなかった曲です。というのも、たぶん私は親になったことがないからだと思います。話がそれますが、徐々に自分が年をとると今まで常に「先輩」だった稲葉さんが、昔の曲は「年下の稲葉さん」だったり、「タメの稲葉さん」になったりして面白いです。たとえば、今私は28歳なので稲葉さんが28歳ごろの曲というと・・・RUNとかZEROとかそのあたりかな?仕事帰り考えすぎのムシがじわりじわりと湧いてくる感じ、ちょっと前の私ならいまいち理解してなかったと思うけど、そのころの稲葉さんと同年代になった今、「あぁ~わかる!」ってなるんですよ。また一方で、「月光」みたいな詞は今の私でも絶対書けないだろうなって思って、やっぱり稲葉さんってすごいなって思うし。年をとるにつれて歌詞の見方がちょっと変わってきてそれが面白いんです。
大幅に話がそれちゃいましたが、この「命名」も私がもっと年をとったとき、よくやくわかってくるのかな~と思います。別に嫌いな曲ってわけじゃなく、何となく意味も察しているんですよ?でもなんかこう、がっちりつかめない感じなんですよね~^^;


まぁざっとこんな感じです。私の感想は。「ざっと」と言っても結構長々と書きましたが(笑)。「ピルグリム」と「ザ・マイスター」が結構お気に入りかな。でもまたライブで聴くと印象が変わったりするんですよね。早くライブに行きたーい。プレミアムライブ当たんないかな・・・。